1980年代。
シェーキーズのピザが流行っていた頃。
高校生だった僕らにはなぞの店があった。
国道16号と行幸道路の交差点。
なぜか平屋のバラック(失礼!)みたいなイタリアンレストラン「イタリアンガーデン」。
ものすごいオーラとともに、外から店内はまったく見えず、さらにメニューが外にあるわけでもなかったので、とても高校生が足を踏み入れるような場所ではなかった。夜は微妙にネオンが点いてるし。
ところが、当時の友人Tが、家族と行ったが特別高くもなかったと言う。
というわけで、二人で思い切って行ってみた。
店内は真っ暗。ロウソクの明かり。しかもお客はなぜか僕たち二人だけ。
とりあえずピザを注文。
出てきたピザは生地がほとんど薄っぺらくて、さらに丸くない四角いピザだった。
当時は何も知らないので、おしゃれな店ではピザの耳を切ってだすのかと思っていた。
味の方は緊張していたのかまったく憶えていない。
さらに他に何を注文したかもまったく記憶にない。
月日は流れ、大人になって車で16号を通るたびに、あそこのイタリアンなくなったのか、と思っていた。
ところが、たまたまネットで検索していたら、場所を微妙に変えて存続していることが判明。
いてもたってもいられなくなり、コロナ禍ではあるが、訪問。
なんと、35年ぶりくらいの再訪となった。
建物はさすがに新しくなっている。
しかし店内に入ってびっくり。
店内は真っ暗。あのころと雰囲気は変わらない。
今回は他にもお客さんはいましたが・・・
ランチタイムだったので、ピザランチ1,650円を注文。
パン、サラダ、ドリンクがつく。
ピザはとりあえずプレーンを注文。
具がないけどいい?と念を押された。
事前にネットで調べていたので、ちゃんと四角に切りそろえたピザが登場。
一口サイズなので、ナイフもフォークもいらない。
記事は薄いイタリアンタイプ。
味はびっくりのうまさ。具が何もないのにしてよかった。
多分チーズがいいのだ。
(店長に断っていないので、写真はアップしません。どんなピザなのかはネットで検索してください)
ネット情報によると、開業は1960年。あのキャンティと同じ年!
キャンティに行ったのは大人になってからなので、特に思い入れはないが(ここがユーミンの・・・くらい)、イタリアンガーデンは高校時代のイタリアンレストラン初体験の場所だけに、感慨深いものがある。
次回はぜひ、まん延防止明け後に、ディナーに訪問したい。
☆はミシュランにならってつけました。
☆2つの定義は、
「遠回りしてでも訪れる価値のある卓越した料理」
相模原市近郊に来たら、ぜひ遠回りしてでも「イタリアンガーデン」に訪れてみたください。
相模原市南区相模大野3-15-8
11:30~14:00
17:00~20:00
月休み(祝日の場合翌日)
相模大野駅から1分
「イタリアンガーデン」
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